「私は一度も死んだことがない」
と聞くと、どう感じるだろうか?
私のカラダは、誕生前の受精卵からスタートする。
その受精卵は両親の細胞から一度も死ぬことなく引き継がれてきている。
そして両親も、またその両親から同じように、細胞を引き継いでいる。
細胞レベルで生を考える時、私が死ぬとき、私の細胞は初めて死ぬ
観葉植物のポトスが新たな葉を伸ばしていくようなイメージが広がった。
人生の青年期に、受精卵の形で、次の世代に引き継ぎ、
自分の人生が終わるまで、葉を広げていく。
誕生から青年時代までの「茎」が
何世代にもわたってバトンを引き継いでいく
そして、その後の時間は、
葉を広げて、光合成によって養分を本体に送っていく
やがて葉は枯れて、役目を終えていく。
その時初めて、「私」の細胞は死を体験する。
私の中の細胞は、悠久の歴史を生きてきて、
その歴史の最先端に立つ存在。
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