アクティブ・ラーニングの理由づけにも活用されている「ラーニング・ピラミッド」
講義や映像などの視聴覚による学習よりも、体験型の取り組みの方が学習定着効果が高いことの説明に使われることが多いが、どうやら実証的なデータに基づくものではないそうだ。
とりわけ、インパクトがある学習定着率の数値に根拠がないとなると、利用する際には、その旨の説明を行うか、利用を控えるかが必要になるだろう。
2017年、学習指導要領案から「アクティブ・ラーニング」という言葉が外れたことの背景に、関係しているのかもしれない。
「ラーニングピラミッドの誤謬」という論文が興味深い
https://kojitsuchiya.wordpress.com/fallacyoflearningpyramid/
https://www.ic.nanzan-u.ac.jp/NINKAN/kanko/pdf/bulletin17/02-03.pdf
世間の「常識」は、正しいとは限らない。