2021年11月15日月曜日

世界の捉え方と言葉

つながりと関わりの中に生かして頂いて、ありがとうございます


●宇宙をどのように捉えるか

捉え方は様々あれど

自分がもっとも捉えやすい捉え方をしたらいいのだろうか


「原初生命体としての人間」(野口三千三)では

菌類の住処として人の存在を見るという視点を学んだ


マクロの宇宙の要素とミクロの脳の神経細胞のネットワークイメージが

相似形をしていることから、

人とは小宇宙であると捉えることもできる


●ことば

言葉が発せられたときに、はじめて認識される。

発せられる前までは、形のないものである

そういう意味で、

言葉にすることは、

物事の捉え方を固めていくことである


言葉によって捉え方が固定化されてくことは、

そのような世界が自らの前に広がっていく

つまり作られていくということである


この言葉にすることによって

物事が実現していくということは

そういうことではないだろうか


軽々しく言葉を発してはならない

と言われるのも同様の理由からであろう


「沈黙は金」とされる背景にも、

同じような事があるのかもしれない



●生きる上でのオペレーティング・システム


社会構成主義はこうした考え方の

オペレーティング・システムである


その OS の上にナラティブやオープンダイアローグ

学習する組織などのアプリケーションが走っている


しかし

現実の世界のオペレーティング・システムは

別のものである


異なる OS の上に

社会構成主義のアプリを載せるので

うまく機能しない


このような事例はたくさんありそうだ 


そもそも同じ表現を使っていても

その言葉の定義が違うのに

定義の違いを確認しないまま

議論を進めるために

認識の違いから衝突が生じる


社会構成主義という OS

誰にとっても認めうる客観的な真実が存在するとする OS

世界は創造主によって創られたと考える唯神論的OS

偶然と進化によって形成されてきたと考える唯物論・物質主義的 OS 

多次元のエネルギー場が存在すると捉えるOS

などなど


そうした OS 自体が

証明することのできない仮説であり、

そう考えた方が現象を合理的に捉え

自らの人生が生きやすくなるために、

選択されているものである


つながりの中から生まれてくる発想、思考の展開

今日は、心の動きよりも、

思考の動きが活発だった


ありがとうございます。


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